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リンパ浮腫闘病記

「男性、しかも癌手術もないのに」

渋谷 宏さん・男性・60代・会社員
  昨年7月ごろ急に下肢(膝から下)が赤らんで腫れてきました。驚いて近くの皮膚科で診断を受けましたが、診察例がないということで武蔵野市内の大きな病院を紹介されました。

 しかし、そこでも良くわからずに、さらに御茶ノ水の大学病院を紹介されました。そして診断の結果が「リンパ浮腫」だったのです。

 その後は型どおりのストッキング治療を続けましたが、痒くなったり、多少回復したかと思うとまた腫れてきたりでウンザリの毎日でした。

 そのうちにストッキング上方ゴム止め部分が回復を遅らせているらしいと判断して、恥ずかしながら専用ガーターを付けてゴム止めを止めてみました。

 そしたら、不要リンパ液の戻りが改善されたせいかみるみる腫れが引いて、大学病院の先生から「ストッキングをやめて様子を見てください」といわれました。

 それは発症から約4ヵ月後の11月半ばでしたが、現在も自宅のお風呂で講習を受けたセルフマッサージを続けているせいか、その後はピタリと腫れがでなくなりホッとしております。

 しかし、ひるがえって考えて見ますと発症した7月は、ある記念誌編集を引き受けて原稿依頼をしたり50年間の活動記録を検証したりで、毎晩1時過ぎまでがんばり始めた時期と重なっているのです。そして腫れが引いた11月は丁度記念誌の編集が完了したあとのことでした。

 リンパ浮腫になった原因を病院の先生に尋ねても「最近何か病気をしませんでしたか?」といわれるぐらいで思い当たることはなかったのですが、もしかすると、その記念誌編集を引き受けた苦闘の期間がそのビョーキに相当していたのかもしれません。夜中も時々目が覚めて原稿修正するという日々が続いて苦しみ抜いた甲斐があり期待通りの記念誌が完成しましたが、定年を過ぎた今の私にはその影響で内分泌(リンパ液)異常を起こした可能性が高いと思っております。

 「病気」という文字が示すように、病気の半分は「気」ですから、あらためて健康のために心身の安定がいかに大切かということを思い知らされた気がしています。
2008年1月


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